子どもの叢生・八重歯の矯正治療例(8歳女子 治療期間1年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子どもの叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 8歳女子 |
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治療期間 | 1年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 82,500円 |
備考 | 拡大床 |
上段の左から2番目の下顎前歯部の写真をご覧いただくと軽度の叢生が認められます。 2~3mm程度の叢生なので拡大床により足りないスペースを確保することが可能と判断して治療を開始しました。7か月ほどでスペースを確保することが出来ました。
次の治療はスペースの出来たところに歯を並べていきますが、クローズトリテーナーと呼ばれる装置に変えていきます。この装置を5か月ほど使用して、歯を並ばせると同時に保定(動かした歯をその位置に安定させるための治療)を行います。
拡大床を使用する場合には、装着時間が治療の結果に直結します。一日最低14時間装着する必要があります。それ以上の時間使用することで治療効果はさらに伸びると考えられます。一日の装着時間を長くして、治療の総時間を短縮することが拡大床治療のキーポイントだと思われます。