上の前歯の部分矯正治療例(40代女性 治療期間7ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
上の前歯の部分矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 7ヵ月 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 88,000円 |
備考 | アライナー矯正(マウスピース型矯正装置) |
上段が初診時写真から右側側切歯が反対咬合になっていることが分かります。主訴はこの側切歯の改善に加え、両側中切歯を出来る限り中に入れてほしいとの事でした。
矯正装置はアライナー矯正装置の選択となりました。このケースのように中に入っている歯を外側に出す事はアライナー矯正装置の得意とするところです。IPR法により1.5mm程度のスペースを獲得して歯列回復を図ります。合計6個のアライナーを使用する事で、下段の術後写真の状態になりました。アライナーを使用した部分矯正治療の場合、治療の終了は患者さんが満足した時点で終了としています。
それ以上継続しても改善が見られない、または継続する事で新たな歯列不正が生まれる恐れのある段階については、こちらから指示いたします。治療期間7カ月で終了となりました。
IPR法・・・歯のエナメル質を僅かに削り、歯幅を小さくすることによって、歯が収まるスペースを作り出す処置。