子ども反対咬合の矯正治療例(10歳女児 治療期間1年4ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子ども反対咬合の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10歳女児 |
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治療期間 | 1年4ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 115,500円 |
備考 | 拡大床+マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
上段の写真にある口元の写真が10歳時、治療前の写真になります。矯正前の口元の状態ですが、上顎骨の劣成長により発達が未熟なため鼻の下から上唇周辺にかけて顕著な窪みが認められます。受け口のお子さんに良く見られる典型的な口元の様子です。
一方で、下段の口元の写真ですが、5年後の15歳(現在)時の口元です。 上顎に拡大床を使用して十分に前方へ押し出して、その後マルチブラケットストレートワイヤーテクニックにより歯列を綺麗に並べた後の写真です。治療後おおよそ3年半後の写真となりますが、上顎の窪みが無くなり、綺麗な口元がご覧になれると思います。
今回のケースは、治療を開始した時点ですでに上の前歯は永久歯であった事、反対になった被蓋(歯の重なり具合)の量が浅かったことから,治療期間も1年4か月という短い期間で治療を終える事が出来ました。