上の前歯の部分矯正治療例(20代女性 治療期間1年4ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
上の前歯の部分矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 1年4ヵ月 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 188,000円 |
備考 | 上下アライナー矯正(マウスピース型矯正装置) |
上段写真から右側上顎中切歯が前突している事が分かります。写真にはありませんが、右側下顎中切歯も前突しており、上の前歯を下から突き上げている状況にあります。今回の主訴である歯と対合する歯が噛んでいる状況にあるため、このままでは上の前歯を中に入れることが出来ません。
したがって、下の前歯も中に入れる矯正治療を同時に行う事により、上下前歯の間に上の前歯を中に入れるためのスペースを確保することが出来ます。上下アライナー開始から上12個、下、2個のアライナーを使用しました。
今回アライナー10個目を越えたところで右側上顎中切歯の変色が認められました。アライナー治療の力の影響で打撲と同じような影響があったと考えます。歯に加えられる力の作用によるものですが、一過性の症状であることが多く、今回のケースでも時間の経過とともに変色も改善しました。