前歯の部分矯正治療例(30代女性 治療期間3ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
前歯の部分矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 30代女性 |
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治療期間 | 3ヶ月 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 44,000円 |
備考 | アライナー矯正(マウスピース型矯正) |
写真中央黄色い〇で囲んだ範囲で分かるように左側上顎中切歯の一本が前に出ていますが、この歯を中に入れる事が主訴で来院されました。 今回のケースのように出ている歯を中に入れる治療にはアライナー(マウスピース型)矯正が有効であると考え、上顎のみアライナー矯正を始めました。 歯を中に入れるためにスペースを作る必要があります。IPR法(一本の歯の側面を0.25mmほど削合します。一歯あたり0.25mm、10歯だと2.5mm、というように1本の歯をわずかに削合して何本かの歯を使用することで必要なスペースを確保する方法です。)によりスペースを確保しアライナー装着。今回のケースでは3か月間で2個のアライナーを装着することで改善することができました。一つのアライナーでおおよそ0.2mm~0.3mm程度歯をうごかすことが出来ます。ある程度歯が動き出して審美的回復が得られれば、あとは患者さんの希望によりアライナーの個数を増やしていきます。 今回は短期の治療で終了することが出来ました。