上の前歯の部分矯正治療例(40代女性 治療期間1年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
上の前歯の部分矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 1年 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 125,500円 |
備考 | 上アライナー矯正(マウスピース型矯正装置) |
右上2番、左上2番(上顎前歯部側切歯)が中に入っており、右上1番、左上1番(中切歯)が出っ歯気味に見える事が気になっているとの事でした。 今回はアライナー矯正装置を用いての部分矯正により主訴改善を図りました。
中に入っている側切歯を前方に出すためには歯と歯の間にスペースが必要となります。 右上3・4番、左上3・4番(犬歯、第一小臼歯)の歯間部をIPR法により片側0.2mm程度削合する事により必要なスペースを獲得します。
IPR終了後、右上3番、左上3番を後方へ動かすようにアライナーに力を組み込んでいきます。 同様に右上2番、左上1番(側切歯)も後方へ動かしていきます。 そして右上2・1番、左上1・2番(中切歯と側切歯)の間にスペースが出来たところで右上1番、左上1番(中切歯)を中に入れて、右上2番、左上2番(側切歯)を前にだすようにアライナー矯正装置で歯を動かしていきます。
今回使用したアライナーは8個使用しました。 矯正終了後右上2番、左上2番においては矮小歯であるため、コンポジットレジンによる形態修復を行いました。