すきっ歯(空隙歯列)の矯正治療例(10代女性 治療期間約3 ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
すきっ歯(空隙歯列)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10代女性 |
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治療期間 | 3ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 55,000円 |
備考 | アライナー矯正(マウスピース型矯正装置) |
上段が初診時写真になります。上顎前歯部の歯と歯の間にすき間があり、歯軸も前方への傾斜角度が大きく上顎前前突(出っ歯)感が認められます。今回はアライナー型矯正装置を用いて主訴の改善を図りました。
アライナー矯正装置は一つの装置で0.2~0.3mm程度しか歯を動かすことが出来ません。一つの装置で最低2週間程度装着し、また次の装置を製作、装着するという流れとなります。前方に出ている歯に対して、中に入れるような力を加える事により歯と歯の間のスペースは閉じて行きます。
アライナー矯正装置を用いて中に入れるような力をくわえてすきっ歯の改善を行いました。今回のケースでは3個のアライナーを使用して終了することが出来ました。出っ歯の出具合や歯を動かす距離、歯を並べるためのスペースの量などにより必要なアライナーの個数は変わります。治療期間3ヵ月で終了となりました。