子どもの叢生・八重歯の矯正治療例(8歳女子 治療期間12ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子どもの叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 8歳女子 |
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治療期間 | 12ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 82,500円 |
備考 | 拡大床 |
下顎前歯部の叢生ケースですが、叢生量も4mm確保できれば十分に歯が並ぶと考え拡大床による歯列拡大を行いました。後戻りも考えて9か月間拡大を行いました。その後スペースが確保できたところでクローズトリテーナー(不揃いの歯を並ばせる装置)に置き換え、3か月ほどで並びました。
しかしながら後戻り防止のために下顎の乳犬歯が脱落するまでは、装置をはめるように指示しました。その後クローズトリテーナーからマウスピース型のリテーナーに変えて現在も就寝時のみ装着してもらっていますが後戻り無く順調に経過しています。
やはり歯が並んだ後もしっかりと保定することが非常に大切だと考えます。特に拡大床を用いて拡大した場合、犬歯が萌出するまでは要注意と考えます。