すきっ歯(空隙歯列)の矯正治療例(20代女性 治療期間約3ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
すきっ歯(空隙歯列)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 約3ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 115,500円 |
備考 | リンガルブラケット(歯の裏につけるタイプの矯正装置) |
主訴は上顎中切歯離開の審美的回復でした。方法としては、矯正治療もしくは、 コンポジットレジン修復、補綴処置が挙げられますが、今回のケースは、自分の歯の形態を活かしたい、また歯も削りたくないとの理由から矯正治療は選択することになりました。
また患者さんの希望で目立たないような装置を使用したいとのことから、今回はリンガルブラケットを使用しました。歯の裏側に装置(ブラケット+ワイヤー)を装着することで、見た目に矯正装置がついいていることが分かりません。
装置を付けて3か月程度ではのスペースは無くなり、リテーナー装着となりました。最初はホーレータイプ(床型の保定装置)を装着してもらい安定を図りましたが、「リテーナーを外すと歯が離れ始める」とのことで、装置をマウスピース型の装置に変更しました。この保定期間中にリテーナーを外すとはが動くとのことで、試行錯誤を繰り返しました。
最終的には、歯と歯の間の接触部の圧力を増すためにコンポジットレジン修復(歯は削らずに接着技術で修復)を一部応用しました。その後、後戻りも見られずに経過しています。