部分矯正(プチ矯正)の矯正治療例(20代女性 治療期間9ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
部分矯正(プチ矯正)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 9ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 121,000円 |
備考 | マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
写真でもご覧いただけると思いますが、上段処置前の写真では、一見問題なく矯正治療の必要がないのではないかと思われます。しかしながら患者さん本人によると青丸部分のわずかな歯の傾きや、ズレが気になりコンプレックスになっているとの事でしたので、部分的に矯正治療(部分矯正・プチ矯正)を行うこととなりました。
IPR法により約2mm程度スペースを確保しながらマルチブラケットストレートワイヤーテクニックにより治療を開始しました。開始時の細いワイヤーですでに歯の移動がみとめられ順に太いワイヤーへとステップアップしてきました。審美的要求が高い患者さんの場合後戻りは大変な問題へと発展しやすいため、基本通りにワイヤーアップを行い、その後ワイヤーダウンへと繋げていきました。歯を動かす事自体は容易なケースでしたが、後戻り防止にフォーカスして終始治療を進めていきました。下段の黄色丸が治療後の状態ですが、治療後まだ3か月程度ですが今のところは後戻りもなく良好な状態を保っています。