叢生・八重歯の矯正治療例(15歳女性 治療期間2年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 15歳女性 |
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治療期間 | 2年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
上下顎ともに軽度の叢生が認められるケースです。IPRによりスペース確保しながらワイヤーアップ、叢生が改善され犬歯から小臼歯部にかけての1級関係を確保できたのちにワイヤーダウンして、保定へと繋がる基本通りの処置予定でした。
しかしながら患者さんの通院が不規則で、2年の間来たり、来なかったりを繰り返していました。最終的にはまだ治療途中でしたが本人の強い希望もあり、途中で装置を外して、保定装置に変えての終了となりました。特に上顎側切歯部と下顎前歯部との間にスペースが残りましたがこのまま終わりました。
通常は、全部の歯でしっかり噛んでいること(interdigitation)をゴールに治療を進めていきますが、理想とおりに進まないことが出てくることも事実です。不十分な部分も残りましたが、最終的には本人が納得した上での治療終了となりました。