叢生・上顎前突(軽度)の矯正治療例(10代女性 治療期間2年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・上顎前突(軽度)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10代女性 |
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治療期間 | 2年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | 治療方法:マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
「歯並びを治したい」との主訴で来院されました。初診時の診査においては、顕著な歯列不正、不正咬合は認めらず、わずかな叢生とごく軽度に上顎前突傾向を認める程度の問題でした。そこが今回の主訴でもありました。わずかながらの叢生もきっちりと改善したいという両親の強い希望もあり治療を始める事となりました。
叢生改善に必要なスペースはIPR法+歯列の拡大により確保することが出来ました。叢生自体の改善は早く8か月ほどで終了いたしました。しっかり段階を踏んでワイヤーの太さを上げて、歯の頭の部分だけでなく、歯の根までもしっかりと動くように十分に時間をかけて進めていきました。顎間ゴムの使用がなかなか出来ずに、ずるずると時間が過ぎたこともありましたが最終的には治療結果に納得していただき終了することができました。