前歯の部分矯正治療例(48歳男性 治療期間10ヶ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
前歯の部分矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 48歳男性 |
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治療期間 | 10ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 82,500円 |
備考 | ストレートワイヤーテクニック(部分矯正) |
40代男性の患者さんですが、前歯が斜めになっていることで食べ物のカスが溜まることに不快感を募らせており改善したいとの事でした、また同時に他の補綴物も治して見た目も良くしたいとのことでした。主訴である捻転の改善は、右上中切歯に限局しているため部分矯正治療として治療計画を立てました。捻転の改善治療自体は2~3か月の間に終了しましたが、後戻り防止を考えて基本通りにワイヤーの太さを段階的に上げて、落ち着いたところでまた細いワイヤーに下げていく事を行いました。この治療は一見ワイヤーを変えるだけでのように見えるため、その効果について患者さんに十分説明する必要があるとおもわれます。この期間に歯の根が移動します。結果的に歯の頭の部分だけ動くのではなく、根も動いて、根も含めた歯全体が移動することが後戻り防止にとって非常に重要な要素となります。