反対咬合(受け口)の矯正治療例(10代女性 治療期間1年1ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
反対咬合(受け口)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10代女性 |
---|---|
治療期間 | 1年1ヵ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 495,000円 |
備考 | ストレートワイヤーテクニック+エッジワイズテクニック |
上段の初診時写真で分かるように、反対咬合(うけ口・下顎前突)の改善を主訴に来院されました。上段左端の咬合面観写真からは、上顎前歯部の前方発育不足を呈している事が分かります。エッジワイズテクニックによって上顎前歯部の前方牽引を図り、反対咬合(うけ口・下顎前突)の改善をすることを治療計画として治療を開始しました。
上顎前歯部牽引にはゴムメタルワイヤーを使用しました。上下顎に細いワイヤーでリベリングを行い、歯のガタツキを治したあとで、上顎前歯部の前方牽引を行いました。歯の動きも円滑で、比較的早い時間で牽引自体は終了しました。顔貌の形態もメジオタイプで、後戻りに関しても必要以上には懸念する必要はないと判断し、13カ月で治療を終了しました。保定装置にはアライナーを使用していますが、保定期間は1年と定め、通常通りの期間で行っています。