アライナーによる部分矯正治療例(50代女性 治療期間9ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
アライナーによる部分矯正治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 50代女性 |
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治療期間 | 9ヵ月 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 220,000円(上下顎) |
備考 | 上下アライナー矯正(使用個数8個) |
上段が初診時写真となります。上顎右側側切歯が反対咬合になっています。加えて左側中切歯の捻転と下顎前歯部の叢生も今回の改善箇所となります。
今回は上記の主訴だけを治すために部分矯正として治療を開始、使用する矯正装置はアライナー型矯正装置を選択しました。アライナー型矯正装置は一つの装置でおおよそ0.2~0.3mm程度しか歯を動かすことができません。最低2週間装着します。歯が動いたら次の装置に交換します。これを必要個数だけ続けます。
初めにおおよその必要個数は伝えますが、終わり方は患者さまが満足した時点で終了となります。Drはネガティブライン(これ以上続けると余分な段差がほかの部位できたり,期待しない動きが出る可能性のある境界ライン)は伝えますので、基本的には患者さま自身の判断で決めていただきます。これは部分矯正に限ります。今回のケースはアライナーを8個使用し、治療期間は9ヵ月でした。下段が終了時写真となります。