すきっ歯(先天性欠損)の矯正治療例(14歳女性 治療期間3年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
すきっ歯(先天性上顎側切歯欠損)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 14歳女性 |
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治療期間 | 3年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 220,000円 |
備考 | 上顎側切歯左右先天性欠損部の審美的回復 マルチブラケットストレートワイヤーテクニック+インプラント |
上記の写真から分かるように、前歯の先天性欠損による審美的容姿の改善が主訴で来院されました。上顎のみの矯正治療で治したいとの希望でした。
上記の治療前の写真で左右ともにかみ合わせは、一歯対一歯の関係でかみ合わせています。 理想とされるかみ合わせは一歯対二歯であるため、インプラントが前歯に入るスペースを確保しながら、一歯対二歯のかみ合わせになるように治療を進めていきました。
本来であれば下顎の矯正も同時に行いかみ合わせのバランスを図りますが、今回のケースでは、あくまでも欠損部にインプラントを入れるために矯正治療を始めた経緯があるためこのような形で進めていきました。
このように歯を並べること以外の目的として矯正治療をすることもあります。術後5年経過ですが予後良好に経過しています。