叢生・八重歯の矯正治療例(10代女性 1年6ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10代女性 |
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治療期間 | 1年6ヵ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | 治療方法:マルチブラケットストレートワイヤーテクニック+エッジワイステクニック(ゴムメタルワイヤー使用) |
歯並びを綺麗にしたいとの主訴で来院された患者さまです。
初診時の上顎歯列の写真から分かるように、両側上顎犬歯が外側に飛び出ています。歯が入る骨の長さよりも歯の幅の長さの方が大きく、歯が入るスペースが無く飛び出してしまっている状態です。下顎歯列の写真からも同様に、歯が入るスペースが無く下顎前歯部がガタガタと並んでいます。このような歯並びが不揃いになっている状態を叢生といいます。
また下顎臼歯部が内側に傾斜している様子を見る事ができます。臼歯を使っていない事が予想されます。咀嚼回数が多く、臼歯をしっかりと機能させていると、臼歯は内側に傾斜することなくまっすぐに立ち上がります。昨今良く見受けられる口腔内の様子です。
ワイヤーによる歯列の拡大を図り、それにより得たスペースを利用しながら歯を並べました。今回はワイヤーのみによる治療でしたので、拡大に少し時間を要しました。一見歯が並んでからも、歯の根がまっすぐに立ち上がるように太いワイヤーを装着してしばらく待ちます。1年6ヵ月後に終了となりました。