叢生・八重歯の矯正治療例(30代男性 治療期間3年5か月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 30代男性 |
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治療期間 | 3年5か月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | 全顎的に歯並びを綺麗にしたい。 |
主訴が全顎の歯並びを綺麗にしたいとの事でしたが、多岐にわたる要望でした。上下顎の歯列の形(円弧の形)、正中のズレ、左側の1歯対1歯のかみ合わせの状態を1歯対2歯のかみ合わせに改善等ありました。大まかな歯の並びは2年ほどで出来上がりましたが、患者さんの要望が多くさらに1年6か月近くかけて改善に努めました。今回のケースにおいてはIPR法により必要な歯と歯の間のスペースを確保して、ストレートワイヤーテクニックにより歯を並べていきました。
上の歯と下の歯のかみ合わせを十分に隙間なくかみ合うように、顎間ゴムと呼ばれるゴムを患者さん自身に毎日装着してもらい治療に協力してもらいます。矯正治療においてほとんどの場合、このゴムの使用が必要になりますので、患者さんの協力は必須となります。最後にマウスピース型の保定装置を装着してもらい終了となりました。保定装置は6か月から12か月くらいの期間装着します。最初の4か月は食事以外は装着します。4か月以降は就寝時のみの装着です。段々と装着時間を短くしていきます。