子どもの叢生・八重歯の矯正治療例(9歳女子 治療期間5年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子どもの叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 9歳女子 |
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治療期間 | 5年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 269,500円 |
備考 | 拡大床+マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
初診時の主訴は「下顎の歯並びを綺麗にしたい」との事で、下顎のみ拡大床にてスペースを作り叢生を治していくように進めていきました。下顎前歯部はすでに永久歯列に生え変わっているため、拡大量は2~3mm程度しか望めませんでしたが、約1年ほどの装着で終了しました。
その後、綺麗になった下の前歯を見て、お母さんが全顎治療を希望されて、再度全顎治療のため治療を開始することになりました。左上の側切歯と呼ばれる前歯が先天的に一本足りない状態での治療となったので左側におけるかみ合わせの状態と、正中のずれが起こることを予め承諾していただいての治療開始となりました。
治療中にも後戻りが起きていたので、歯並びが揃った後も1年ほどかけて徐々に細いワイヤーに変えて、加わる力を段々と無くしていきました。その後リテーナーを装着して保定期間を終えて5年経過しましたが終了となりました。