叢生・八重歯の矯正治療例(20代女性 治療期間3年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 3年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 192,500円 |
備考 | カリエール・ディスタライザー+マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
「飛び出している八重歯を綺麗な並びに治したい」を主訴に来院されました20代女性のケースですが、「出来るだけ歯を抜いたり、削ったりしたくない」との要望がありました。
そのため、今回は「カリエール・ディスタライザー」という一部の歯列をまとめて後方へ移動させてスペースを確保することが出来る装置を用いました。
写真下段左から2番目の写真にある装置です。非常に優れた装置ですが患者さんの協力が必要になります。毎日ゴムの交換が必要になるからです。上の歯列を治しますが、上の装置から下の歯列に付けた装置(リンガルアーチ)にゴムがかかります。このゴムの力で八重歯より後ろの歯列は後方へ移動します。それと同時に下顎の歯列が前方へ移動しようとする力が発生すのるので、下の歯列に装着したリンガルアーチでその力を抑制します。
上の矯正をするだけでもこのように、同時に下の歯列も処置する必要が出てきます。二次的な副作用も考慮することで、良い結果が得られたと思われます。