子どもの長期矯正治療例(7歳女子 治療期間10年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子どもの長期矯正治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 7歳女子(矯正治療開始時) |
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治療期間 | 10年(小児矯正から成人矯正まで待期期間も含めて) |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | 拡大床+ストレートワイヤーテクニック+エッジワイズテクニック |
7歳から17歳までの長期症例となります。上下の歯のかみ合わせが悪く見え心配との主訴で来院されました。
上段写真は初診時のものではなく、10歳時の写真となります。乳歯はすべて脱落して永久歯列期完成前の状態です。拡大床による上下歯列の拡大が終了し、ブラケットによる第二期治療が始まる前の段階となります。
上下前歯部正中のズレ、上顎左右犬歯の萌出スペース不足が認められます。基本的な歯列の拡大は終了済みなのでワイヤー矯正を開始しました。2年間のブラケット治療にて正中のズレ、犬歯萌出スペースの確保終了。ここから4年近く上下第二大臼歯の萌出を待ちました。
通常月に一度のメインテナンスですが、この間は2~3か月毎に一度のメインテナンスで来院してもらいました。その後、上下第二大臼歯萌出後歯軸の改善を行い、上下のかみ合わせを緊密にして治療終了となりました。