叢生・反対咬合の矯正治療例(30代女性 治療期間2年9ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・反対咬合の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 30代女性 |
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治療期間 | 2年9ヵ月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 363,000円 |
備考 | 治療方法:ストレートワイヤーテクニック+エッジワイズテクニック |
前歯の歯並びを治したとの主訴で来院された患者さまです。上段初診時の写真から分かるように、前歯部叢生と反対咬合が認められます。上顎第一大臼歯の欠損があり、Paの希望では第二大臼歯を前に移動してスペースを閉じることも希望されておりました。
また左臼歯部にはブリッジによる補綴処置がなされているために矯正治療に制限がある状態でした。NiTiラウンドワイヤーにてアライメント(ガタガタの歯並びを揃える)。傾斜している側方歯列をアップライティングしていきます(傾斜をまっすぐに起こす)。
ブラケットのポジションを変えながら歯軸を改善。全体的に歯並びの治療が終了してから、右側第二大臼歯の近心移動を行いました。ゴムメタルワイヤー0.18x0.22にクロージングループを付与して歯体移動(歯の頭と歯の根を平行して移動させる)を行います。フィニッシングに顎間ゴムを上下顎に使用してもらい咬頭嵌合位を図り終了となりました。