アライナーによる部分矯正治療例(10代女性 治療期間8ヵ月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
アライナーによる部分矯正治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 10代女性 |
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治療期間 | 8ヵ月 |
抜歯 | 無し |
治療費(税込) | アライナー矯正(使用個数:7個)134,200円 |
上段写真が初診時となります。上顎左側中切歯が前方へ出ています。前歯部の前突を改善するために、今回のケースではアライナー型矯正装置を用いた部分矯正治療を行いました。
ディスクレパンシー(歯の大きさと歯を支える歯槽骨の大きさの不調和)も僅かであることから、アライナー矯正治療に必要である歯と歯の間のスペースも1mm程度で、軽度の歯列不正と判断しました。
通常アライナー矯正治療を行うにあたり、IPR法(歯の側面を0.2~0.3mm程度削合)を用いて、歯を並ばせるために必要な歯と歯の間のスペースを獲得します。必要なスペースの量が大きい場合には多数歯に分散して、1歯あたりの削合量を減らします。
多数歯を動かす場合にはアライナーの個数も増加します。 今回のケースでは、歯を並ばせるために必要なスペース量が少ないため、アライナー個数も7個と少ない個数で治療を終了することができました。下段写真が治療後写真となります。