上段写真が初診時写真となります。
左右中切歯2本が前に出て、左右側切歯が中に入り込み、出っ歯が目立つ状態になっています。目立たないように矯正したいと本人の希望のため、今回のケースはアライナー型矯正装置を用いた矯正治療となりました。

側切歯に限っては捻転（歯の軸がねじれている）していることから、歯表面にアタッチメントを付与して、ゴム掛けにより捻転の改善を図りました。アライナー矯正は一つの装置でおおよそ0.2～0.3ｍｍしか歯を動かすことが出来ません。最低２週間装着してもらい、次のアライナーへ交換していくことを繰り返していきます。

今回のケースでは、1か月に1個、時々2ヵ月に1個のペースでゆっくりペースで治療が進められました。今回のケースも部分矯正治療のため、仕上がり時期は本人が納得した時点で終了となります。下段写真が終了時の写真となります。前歯のみの部分矯正治療でトータルで13ヵ月の期間で終了となりました。