子どもの叢生・八重歯の矯正治療例(8歳男児 治療期間4年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
子どもの叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 8歳男児 |
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治療期間 | 4年 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 330,000円 |
備考 | 拡大床+マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
初診時来院された8歳時の段階では、乳歯と永久歯が混在した混合歯列期でした。歯を綺麗に並べるにはスペースが必要ですがこの時点では、5~7mm程度のスペースが足りない状況でした。したがって、拡大床を用いて骨を広げてスペースを作ることにしました。永久犬歯が生えそろうまでは、骨も成長段階にあるので拡大床を使用することで骨は容易に広がります。上下顎ともに8か月ほど拡大床を使用した結果、十分なスペースを得ることが出来ました。
その後、永久歯が生えそろうまで6か月ほど待ってからブラケットを装着して第2期の矯正治療を始めました。3年弱の経過後にすべての治療が終了しました。今回のケースでは、小学生から中学生にかけてけ継続的に一貫して矯正治療を進めることで良好な結果を得ることが出来ました。