こちらの患者さんは、上の出ている前歯とすきっ歯、下の前歯のガタガタを治したいとの主訴で来院されました。

上段写真が初診時写真となります。

上顎は前歯が開いてすきっ歯の状態で前方へ突出、上顎前突の様相を現しています。下顎前歯は歯並びがガタガタの状態が分かります。今回の治療計画は、本人の希望によりアライナー型矯正装置を用いた、上下前歯だけの部分矯正治療となりました。

全顎矯正治療の場合には、審美性、機能性を満たしたゴールに向かって治療がすすめられます。一方で、部分矯正治療は患者さんが治したい箇所だけにフォーカスして治療を進めるために、患者さんが満足された時点で終了となります。もちろん終了する時点で、加えて医師からの判断がなされてはじめて終了となります。

今回のケースにおいても主訴のみの解決で、他の問題点には介入していません。下段写真が治療後の写真となります。治療期間７ヵ月をもって、すきっ歯、出っ歯、叢生の改善がなされました。