出っ歯(上顎前突)の矯正治療例(16歳女性 治療期間3年)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
出っ歯(上顎前突)の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 16歳女性 |
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治療期間 | 3年 |
抜歯 | 上顎左右第二小臼歯1本ずつ |
治療費(税込) | 440,000円 |
備考 | マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
著しいい上顎前突症例です。上の前歯が下の前歯よりも20mm弱ありました。上記にある口元の写真を見ると分かるように、初診時の写真では、口を閉じたときに前歯が唇から飛び出していました。
出っ歯を改善するにあたりスペースを確保する必要があります。IPR法や臼歯部遠心移動(奥歯を後方へ移動する)では、十分なスペースが得られないと判断し、本人と相談した結果、上顎第二小臼歯を左右それぞれ2本抜歯しました。
抜歯後に前に出ている上顎前歯部を中に入れる際、固定源となる歯が動く可能性が認められたため、両側臼歯部付近に矯正用インプラントを植立して二次的な歯の移動を防ぎながら治療を進めていきました。術前後の口元の写真からわかるように、お口を閉じてもツッパリ感なく自然な表情を見ることが出来ます。