初診時の主訴は、上顎のみの矯正治療でしたが、その後上顎が綺麗に並び始めると下顎の矯正もしたいとのことで、結果的に全額矯正治療となりました。したがって費用、期間ともに２倍になる結果となりました。

上顎に関しては、「出っ歯気味な状態も治したい」との希望があることに加えて、右側においては、犬歯一本分の幅が足りない状態でした。また左側においても2～3ｍｍ程度スペースが足りない状態であったので、今回は両側第一小臼歯抜歯をしました。

上下の矯正の始まりに差が出てしまったために、歯列の広がり具合を揃えるのに時間を要しましたが、最終的には患者さん本人にも大変満足していただける結果を得ることができました。