叢生・八重歯の矯正治療例(16歳女性 治療期間10か月)
執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
叢生・八重歯の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 16歳女性 |
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治療期間 | 10か月 |
抜歯 | なし |
治療費(税込) | 165,000円 |
備考 | マルチブラケットストレートワイヤーテクニック |
主訴は、左上の犬歯の捻転を改善したいとの事でした。この捻転歯の改善は、一見簡単にみえますが、実際はそうではありません。 単歯の改善なのでアライナー型矯正装置(インビザラインなどのマウスピース型)で治そうと試みると結構な時間を要することとなり、始めからブラケットを使用した方が、結果、早く終えることが出来ることが往々にしてあります。また後戻りも起こりやすいために、装置を外すタイミングが難しいと考えます。
今回のケースも捻転の改善自体は3か月ほどで終わりましたが、その後の後戻り防止も考えて、しっかりとワイヤーアップ、ワイヤーダウンを基本通りに行い保定へと繋げました。結果1年近く経過しますが後戻りもなく順調に経過しています。