成人矯正を尾張旭から発信します。
投稿日:2018年10月14日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
矯正治療ってなんでしょうか?
矯正治療とは(公益社団法人日本矯正歯科学会のHP抜粋による見解です。)
悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。しかし、きれ いな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下の アゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、
専門的には「不正咬合」といいます。
この不正咬合をそのままにしておくと、
- 食べ物がよく噛めない
- ことばが明瞭でなくなる
- むし歯になりやすい
- 歯槽膿漏になりやすい
- 口臭の原因になる
- アゴの関節に負担をかける
- 歯を折ったり、ケガしやすい
上記はあくまでも学会の見解です。不正咬合によるリスクでは、可能性としては列挙できるが必ずしもそうなるとは限らないというのが臨床から見た見解でしょうか。
矯正治療により審美的回復を得ることは、治療の難易度からすると、一昔前と比較すると簡単になってきていると言えるでしょう。器具、材料、治療方法などの進歩が目覚ましく、臨床に直結して、治療期間の短縮などに大きく貢献しています。
一方で矯正治療による、咬合不全など、かみ合わせの不調の回復は非常に難易度が高いと考えます。かみ合わせは十人十色、個人の生活習慣も大きく影響するために、かみ合わせの実態をつかむことが非常に困難です。歯並びが悪くても機能的にまったく問題なく日常生活を過ごしている方々も大勢お見えになります。
対して、歯並びが綺麗で審美的にまったく問題ない方でも、機能的な問題を抱えていらっしゃる方々も少なくありません。
したがってきょうせい治療を受ける前の、話(主訴や動機)、審査、診断はとても重要になります。
まずは気になることがあれば相談から始めてみましょう!
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