顎が痛いと思ったら歯科医院へ
投稿日:2017年11月9日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
今週に入って顎の調子が悪いと訴える患者さんが数人お見えになりました。「顎がカクカク音がする」と訴える患者さんから「口が開かない」、「口を開けるときに痛みがある」など様々な症状を見受けることがあります。治療法も症状に応じて様々ですがほとんどの方々は、時間の経過とともに症状がなくなることが多いと思われます。この結果には、統計的に有意を示す論文もあり事実と言えるでしょう。もちろん早期の治療が必要な場合もありますが全体に占める割合は少ないと思われます。
した顎は、うわ顎から筋肉とじん帯によってぶら下がっている状態ですので常に身体の影響を受けます。極端なな言い方ですが寝ているときと起きているとき、運動しているときと座っているとき、またそれらの状態が続いている時間によってした顎のうわ顎に対する位置関係は、変わります。その位置関係により様々な症状が現れます。つまりは、個々の生活習慣によって発症の有無や症状も様々であるといえます。
とても大切なことは、痛みの発症や違和感、顎の音などの症状が出始めてから早く治療を受けた方が予後が良いということです。放置しすぎて硬組織(歯やあごの骨)の形態が変わると(歯や骨が長期間の摩耗により削れて形が変わること)元の形態に戻ることは、非常に難しいためです。
「何か顎の調子がおかしいいなぁ」と思ったら歯科医院に相談してみましょう。
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