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キシリトールとリカルデントについて

投稿日:2018年3月1日 執筆者:

カテゴリ:院長ブログ

虫歯予防として世間一般に浸透している成分、「キシリトール」は多くの方がご存じだと思われますが、
一方で「リカルデント」はどうでしょうか?ガムやタブレットに入っていることが多いと思われますが


皆さんはこの二つの違いを知っていますでしょうか?

虫歯予防という括りでは同じ意味を持ちますが、それぞれの虫歯に対する作用は全く異なります。

キシリトールは、虫歯の原因となる「酸」を作らない甘味料です。したがって砂糖の代わりに使用することがほとんどだと思われます。しかしながら甘いもの自体を控えることが重要である場合には、長期的にみると、虫歯予防はあるけれども、甘いものを摂取する習慣は続いてしまうので、問題があるとも言えます。

リカルデントは、脱灰(歯が溶ける事)を抑制して、ミネラルを歯に吸収しやすくして、溶けたエナメル質を再度硬くする「再石灰化」を促します。牛乳たんぱくの一種なので、牛乳アレルギーが無ければ、お子さんにも安全に使用していただけます。甘味料ではないので、依存することもないと考えられます。

リカルデントは歯科医院で販売している「MIペースト」とよばれる歯磨き剤の主成分として使われていますが、味の種類が豊富で、呑み込んでも大丈夫なため、歯磨きが苦手なお子さんには、本当にお勧めです。

いずれにしてもどちらも虫歯を治すわけではないので、「虫歯かな?」と思ったときは歯科医院を受診
してくださいね!

 

 

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