妊婦と虫歯、歯周病の関係について
投稿日:2018年5月19日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
ここ最近妊婦さんの患者さんがよく来院されます。皆様には妊娠中のお口のトラブルについて良くご理解いただくために注意点などが書かれたパンフレットをもとにお話しさせていただきます。
「妊娠中は歯が悪くなりやすいのは本当ですか?」との質問もたまにありますが、実は本当です!
正確にいうと、歯と歯の周りの組織(歯周組織)にバクテリアによる影響が出ます。
妊娠中は生活習慣が大きく変わります。
1)つわり:「おえっ」となりたすく歯磨きが難しくなる。
胃液に逆流による歯表面への影響。
2)食の好みの変化:酸っぱい物を食するようになる。
甘い物をたべる回数が増える。
3)間食が増える:人にもよりますが、チョコチョコ食いが目立つようになることが多くなる。
4)唾液の変化:人により唾液が減ったり、増えたりとしますが、唾液の減少による悪影響は多大です。
普段健康で歯のトラブルには全くほど遠いと思っている方でも、妊娠中に問題が起こることは少なくありません。まずは検診をお勧めします!市町村でも妊産婦検診を実施していることがほとんどだと思いますので、市町村の健康課に問い合わせすることもよろしいかと思います。
■ 他の記事を読む■