唾液のお話
投稿日:2024年10月19日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
一昔前には「怪我をしたら唾をつければ治る」などと親からよく言われたものですが
あながち嘘ではないようです!
唾液の効力についてお話します!
健康な人あれば一日1.5L程度の唾液が分泌されていますが、個人差や環境の変化により大きく
変化するのが特徴です。
唾液には刺激により分泌される刺激唾液と刺激がなくても分泌される安静時唾液があります。
常に口腔内を潤し様々な機能があります。
粘膜保護、水分平衡、石灰化、組織修復、消化はほんの機能の一部にしか過ぎません。
唾液が出なくなるとどうなるのか?
外傷や疾病により唾液の分泌量が減少すると
嚥下障害、咀嚼障害、発音障害、味覚障害などを起こす可能性が出てきます。
そして口腔乾燥が始まり、唾液の分泌低下により自浄作用が低下すると
食べかすやプラークが長期に渡り残存するために虫歯や歯周病の発症が起こりやすくなります!
加えて粘膜保護作用も低下し、味覚異常や嚥下障害が起こります。義歯を装着されている方は義歯の不適合なども起こり始めます。
上記の症状があれば一度歯科医にご相談を、続く
■ 他の記事を読む■