被せ物治療について
投稿日:2023年2月14日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「被せ物治療」とは虫歯や破折などで歯の大部分が無くなってしまった時に、元の歯の形態を復元するために残った歯の形を整えて、その上に歯の形をした被せ物を装着するまでの治療をさします。
しかしながら「被せ物治療」を行う前提として重要な事があります。
健全な歯の根があり、その根の周囲の歯周組織も健全であるという事です。
したがって「被せ物治療」をする前に「歯の根の治療」や「歯周病治療」を優先的に行うことはよくある事です。
被せ物を長期間にわたり使用する事はとっても大切なことです。長期の使用により被せ物のかみ合わせの形は対合する歯と削れることにより調和していきます。この調和はチェアサイドの調整では作り上げる事が出来ません。チェアサイドで「カチカチ」嚙合わせる事と、普段の生活習慣の中でのかみ合わせ方は異なります。
長期的に被せ物を安定して維持しようとすると、健全な歯周組織と歯の根があることは大前提となるのです。
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