乳幼児から幼児までの食事について(母子育児支援)
投稿日:2021年6月6日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
口腔機能の発達は、胎児期と出生後2年間の環境にとても強い影響をうけます!
正常な機能を保つには、早い時期からの歯科的支援がひつようとなります!
口腔機能とは、「食べる」「話す」「呼吸する」が代表的な口腔機能となります。
出生後2年までに、哺乳、離乳食、おもちゃ舐め、指しゃぶり、などを経て機能する身体の発達が形成されます。
出生後2年間において母子育児に歯科的支援を行い、正しい機能を有する身体つくりをしていきましょう!
それにはまず、お母さんが適切な支援者になる事が必要です!
大切な事ととして
・子供の発育、歯の萌出は個体差が大きく、月齢別の離乳食マニュアル通りに、子供が離乳食を食べないことがよく起こり、しばしばお母さんの不安の原因となります。
相談例として
1)「12が月女児、与えた物をよく噛まずに食べているのでこのまま噛まない癖がつかないか心配である」
よくありそうな質問ですね。
12か月の乳幼児は乳臼歯がまだありません。あるのは、乳前歯のみです。
噛まないことは当然ですので、必要のない心配をしている事になります。
このように必要のない心配をしなくて済むように、
・母親が子供の口の状態をある程度把握している事
・母親が子供の口の中の状態に合わせて与える食べ物の性状を調整してあげる
ことがとても重要となります!
■ 他の記事を読む■