お箸の使いはじめと時期について
投稿日:2018年8月24日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
多くのお子さんが3歳前位には、手のひらでギュッと握っていたスプーンを指先(フィンガーグラスプ)で持てるようになります。お皿の上の食べ物をお口に運ぶことができますね。
そして3歳前後になると、ここからさらに上達して、鉛筆を持つように3本の指でスプーンを持つ「ペンホルダー」という持ち方が出来るようになります。親指のコントロールが自在になり一段と上手に食べらるようになります。
ここでの注意点
箸を使い始める時期について
1)箸を使う事はとても高度な技が必要です。フィンガーグラスプでスプーンを持っている頃に使わせると
まだ使いこなせないために、誤った握り癖がついてしまいます。
一度誤った握り癖がついてしまうと大きくなってから持ち方を治すのは大変難しいのです。
この癖は、早い時期から箸を使い始めたことによる影響といわれています。
したがって箸を上手に持つには、少なくともペンホルダーでスプーンを持てる事が前提となります!
手の機能が十分に発達していない段階で箸を持たせると、将来かえって箸使いが下手になってしまうこと
があることを是非知っていただきたいとい思います。
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