歯周病細菌、P.G菌について
投稿日:2018年8月31日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
「P.G菌」、聞いたことがありますでしょうか?
いわゆる歯周病にかかわる細菌を代表する細菌です!
プロファイル
名前:ポルフィロモナス ジンジバリス
性質&特徴:粘着力強い、空気のないところを好む、
繊毛を持ち奥深くまで潜り込む、酵素や毒素を使って歯肉、骨を破壊する、
上記が簡単なP.Gについての説明です。
歯周病に罹患すると口臭が強くなります。
鼻にツンと来る嫌な臭いですが、それもまたこのP.G菌によるものです!
P.G菌は嫌気性細菌といって空気のないところに生息します。お口の中で言うと、歯と歯肉の境の歯肉溝と呼ばれる溝に潜み、そのにぞの深さがどんどん深くなるにつれてその数も増えていきます。
成人のお口の中にいることがほとんどですが、気づかづに悪化することがとても多いので注意が必要です。
歯肉の検査をして歯肉の中に縁下歯石と呼ばれる、黒くて硬い歯石がみつかるようでしたら、それはP.G菌がいる可能性があります。
定期健診で歯周ポケットや縁下歯石がないか診てもらいましょうね!
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