被せものとAIと歯科技工士
投稿日:2017年12月1日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
昨日も技工士さんとの打ち合わせでした。現在の技工士さんの業界の潮流についてお話を聞かせてもらいました。やはりこの時代技工士業界にも機械化の流れは進んでおり人の代わりに機械が技工物を製作するのが一般的になりつつあるようです。もちろんまだ機械を操るのは人ですがこの先にはそれすらも機械がコントロールする、まさにAIによる製品化が到来するでしょう。そうなると技工士さんによる労働は失われてしまうではないかという憂いがありますが人でしか生むことのできない技術が必ずあるであろうとお話にも熱がこもりました。
そんな技術についてですが歯医者さんで入れてもらういわゆる被せもの、特にセラミッククラウン(天然歯とそっくりに作られた被せもの)は、陶材を盛って焼きつけて色を出すことにより作られますが最近では、機械によってできた被せものに色を塗ることにより天然歯そっくりな物を作る技術が向上しているようです。絵の世界でも写真と見分けがつかないほど精度の高い絵を描く技術が浸透してきてるようですが技工の世界も同じような状況が見られるようですね。実際の物を見ると正直感動いたします!
歯科医としては患者さんに機能的にも審美的にもより優れた物を提供できるには、この潮流からは目が離せないと感じた日でありました。技工士業界の日々の技術の進化に感服いたします。
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