被せ物について まとめ
投稿日:2023年3月25日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯に装着された「被せ物」を長くもたせるには、歯の周囲の環境が健康である事が前提となります。
歯の周囲が健康であるとは、歯周病や歯肉炎に罹患していないということ、もしくは改善されたこと意味します。
歯の周囲の健康が確認できたら、型取りをして「被せ物」を作る準備に入ります。
この型取りをするときに「材料」の選択が必要になります。
「材料」の違いにより歯の削合形態が変わるためです。
「セラミック」や「ジルコニア」などの材料は「金属」などに比べると歯質の削除量は増えます。
この点は「セラミック・ジルコニアクラウン製作」においてネガティブポイントとなります。
しかしながら「被せ物」をする際に、「白い材料」が最も好まれる事は間違いありません。
ここは「審美性」と「機能性」が分かれる非常に重要なポイントだと考えられます。
「歯の材料」は「天然歯」と同様にかみ合わせにより削られる材質でなければなりません。
天然歯がそうであるように。
天然歯の硬さに近い材料は「金」と言われています。「金」は、かみ合わせに応じて削られます。すなわち、十人十色のかみ合わせにも対応することが出来ます。
歯科医院でのかみ合わせの調整はあくまでも、全体のかみ合わせのほんの一部にしかすぎません。
このかみ合わせに応じての材料の選択は歯科医の判断が重要です。
材料選びは歯科医と良く相談して決めましょう!
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