最近の歯科業界の話題について
投稿日:2017年12月18日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
昨日は学術講習のため東京へ行きました。現在日本でもトップランナーとして活躍されている皆川仁先生のもとに全国から勉学に熱心な先生方が多数お見えになられとても価値あるお話を聞く事ができました。講習内容は、インプラント治療における安全性と現在の世界の潮流についてでした。やはりこの場においてもAI技術を含む技術革新のお話が話題となりました。
インプラント治療における安全性の高いシステムの構築を発案、施行された第一人者である皆川先生ですが学問に対するその前向きな姿勢と努力の蓄積には、改めて感服しました。
さて、歯科医院において、被せもの、入れ歯など患者さんへ提供する技工物は、本当に様々な過程を経てお口のなかへ装着されることになります。本当に地味な作業の連続ばかりで技工士さんの仕事ぶりには、毎回頭が下がります。今回のお話でメイン何処となったのが、3Dプリンターによる技工物の作成でした。この機械の躍進により様々な雑用が省かれます。そうすることによって技工物そのものにかける時間が増え、より精度の高い技術を追求することができます。すなわち患者さんにとっては、大きな価値に繋がることであると確信しています。
このように様々な分野でデジタル技術はなくてはならない存在になってきていますが、やはりアナログ技術によるデジタル誤差の修正は必須です!我々歯科における設備機器(CTなどのレントゲン機器など)を操る際にもアナログ確認は決して怠ることができません。そのデジタル技術とアナログ技術を駆使して精度の高い診療を提供することが現在に我々医療に課せられた課題だと感じております。
歯科業界における機器や設備の開発も日進月歩で様々な良い製品が開発されています。当院においても2018年度から新しい大型設備を導入する予定でおります。その際には、改めて報告させていただきますが、皆様にとって大変価値のある診療を提供できることに繋がると確信しております。
12月も後半に突入し寒さも一段と増してきました。皆様、お体には十分気をつけて良い年末をお過ごしいただければと思います。
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