消化器官としてのお口について
投稿日:2025年2月28日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
お口の中で咀嚼を繰り返すことで泥状になった食べ物は下記のような順を追って最後は便となって排泄されます。
お口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→直腸→肛門
お口は食べ物を摂取する最初の入り口になります!
お口の中での食べ物の処理の具合によりその後の消化器官への影響が変わってきます。
その最初の処理が「噛む」ことです!
食べ物が咀嚼によって十分に泥状にならないまま胃腸に運ばれると、消化器官の負担が大きくなり悪影響をもたらす可能性が出てきます。
特に注意しなければならいないのは「早食い」です!
「早食い」は食べ物が十分に咀嚼されないまま胃に運ばれるだけでなく、食べる量も増加する傾向にあります。小さなお子さんにおいては、食べ物の種類によっては窒息の恐れさえあります。
食事の種類によっても咀嚼回数は変わります。しっかりと素材が泥状になるのを確認できるくらいまで、意識しながらよく噛んで食べることがとても重要です。
昨今の忙しい生活の中ではありますが、体への投資と考えて、食事の時間は最低でも60分は取っていただきたいと思います。
■ 他の記事を読む■