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親知らずの抜歯後の痛みや腫れのついて

投稿日:2023年6月9日 執筆者:

カテゴリ:院長ブログ

智歯の抜歯は上顎と下顎、または歯根の形状や、歯を取り囲む骨の状態、歯の向きなどで難易度が変わります。

簡単な抜歯はまっすぐ立っている状態で、歯根も単根で抜歯時の身体への侵襲も少ないと考えられます。
前歯がこれに当たります。

一方で困難な抜歯は、大臼歯や智歯の抜歯です。歯根が複数あり、さらに歯根が湾曲していたり、歯牙が傾斜している場合には、歯の分割や歯肉の切開またその歯を取り囲む骨の削除が必要となり、身体への侵襲が大きくなります。

下顎の智歯抜歯において、智歯の歯根の根尖が下顎管に近接している場合リスクが生じます。

下顎管の中には動脈、静脈、神経が走行しています。また舌側には舌神経もあります。

智歯が下顎管に近接しているケースでは、抜歯後にしびれが出る事があります。

歯肉の切開や骨の削除を行うと、術後に腫れを伴う可能性が高くなります。

これらのリスクがあるとしても、抜歯しないリスクの方が大きい場合には抜歯を行います。

難易度の高い抜歯は口腔外科での抜歯をおすすめします。

 

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