お口の臭いの原因について
投稿日:2024年1月12日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
お口の臭いの原因が「プラーク」にあることは前回申し上げました。
他の原因も臭いの原因になるのではないでしょうか?
・虫歯:特に穴が空いて、その中にプラークが蓄積している場合には臭いの原因となります。
大きい虫歯が多発してくると虫歯特有の嫌な臭いがします。
・入れ歯:入れ歯はプラスチックの樹脂でできている場合がほとんどです。
その場合、樹脂は吸水性が高いため水分を吸いやすく、
また細かい傷も付きやすいために、お手入れをしていないとすぐに汚れてしまします。
プラークはもちろんのこと、歯石も付着します。
この汚れた入れ歯の匂いは「硫黄」の臭いがします。
・仮歯:一時的に装着しているはずの仮歯が長期にわたり装着されている場合があります。
その場合において仮歯から鼻につく嫌な臭いを発することがあります。
仮歯の材料は粒子の粗い樹脂からなります。この材料も水分吸水性が高く、傷もつきやすい材質
です。長期に渡り仮歯を放置しておくと、様々なバクテリアが付着し、バイオフィルムを形成す
る事となります。
臭いの原因は様々な場所にあります。特に上記の状態はバクテリアの温床となります。
臭いが気になる方は要注意してくださいね!
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