骨粗鬆症と歯科治療のリスク予防について
投稿日:2023年10月28日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
一昔前には、虫歯や歯周病など細菌感染から骨髄炎など大事に至るケースが散見されましたが、
抗生物質が流通したおかげで重度の細菌感染を防ぐ事ができるようになりました。
しかしながら再び骨髄壊死が見られるようになったのは、骨粗鬆症の治療薬であるビスホスホネート製剤の使用によるものでした。
この薬を服用しているからといって必ず顎骨骨髄壊死が起こるわけではありません。
発症リスクは下げることができると考えられています!
顎骨壊死を起こさないようにするには?
・慢性炎症をできるだけなくして良好なお口の中の環境を維持しましょう
バクテリアコントロールを行い、常にお口の中を清潔な状態に保つことが重要です。
虫歯、歯周病、根尖性歯周炎(歯の根の周囲の炎症)など炎症はお口の中の至るところに波及します。
レントゲンなどを利用して慢性炎症がないかチェックしましょう。
・歯科医院での治療や予防は日常での頻度としてはとても少ないです。
自分で毎日ケアすることがとても重要となります。
それはバクテリアコントロールです!
予防の仕方も十人十色で人それぞれでやり方が変わります!
歯科医師や歯科衛生士のアドバイスの元で、それぞれのお口の中の状態に合わせたケアを実践していきましょう!
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