子どもの歯磨きと大人の歯磨きは違いますか?
投稿日:2018年2月18日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
子どもたちが歯を磨くとき、よく観察していますか?
おそらく多くのお子さんは何も考えずに、とりあえず歯ブラシを口の中に入れてゴシゴシと磨いた気になっているでしょう。「歯についた汚れを落とす」なんてことは考えていないのが普通ではないでしょうか。
しかしながら、お子さんの歯、特に乳歯は永久歯に比べて歯の溝が深く、エナメル質も薄いことから虫歯が進行しやすいのです。また6歳臼歯など生えて間もない歯も溝が深く、歯の組織自体が柔らかいためこれまた虫歯になりやすいのです。
したがって硬い歯ブラシで強く磨くと歯の表面を傷つけるばかりでなく、周りの歯肉も傷つけやすいため、お子さんには柔らかい歯ブラシをお勧めします。またお子さんは歯ブラシをよおく噛んだりしてすぐ毛先が広がることが非常に多いですので、マメに交換することも大切なことだと思います。
歯の溝をしっかりと磨くためにも、歯ブラシの毛の量は、スカスカの物よりもある程度密集している物のほうが有効でしょう。そして歯の表側、舌側、歯の溝の部分に歯ブラシの毛先が十分に当たるようにして、壁に付いた汚れを歯ブラシで落とすように、同じ部分を何度か磨きましょう。
汚れを確認するために、汚れの染めだし剤を使うのもとても有効だと思います。
楽しんでできれば何よりですね!
また歯と歯の間の汚れには、デンタルフロスは必須です。使い方は、初め慣れないとやりにくいかもしれませんが、大人も子供も絶対にお勧めです!使用方法に不安がある場合は、歯科医院で気軽にお尋ねくださいね!
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