歯周病の予防は認知症の予防!
投稿日:2022年4月12日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
最近の研究結果によると、
歯周病予防がアルツハイマー型認知症の発生抑制に繋がることが明らかになりました。
歯科の現場においては経験側から「お口の中が綺麗な方、つまりは歯周病に罹患していない方は年齢は高齢であるが見た目や会話は若いと」「認知症になられた方のお口の中は重度の歯周病を患っている」と感じる歯科医や歯科衛生士は多いのではないでしょうか?
こうした臨床現場のからの声があっても歯周病が認知症にどのように関与しているのか、具体的な因果関係やメカニズムは解明されていませんでした。
そして今日「アルツハイマー型認知症への歯周病関連細菌PG菌の関与」が科学的に証明されました。
PG菌により惹起される炎症がアルツハイマー型認知症の原因物質である「老人斑アミロイドβ」が体内で増加する事、「老人斑アミロイドβ」を脳内へ誘導する事などが確認されています。
ここまではっきりと歯周病と認知症の関りが明らかになってきている中で、予防しない選択はないのではないでしょうか?
歯周病の治療は歯科医院での治療とご自分でのケアの相互作用で効果を発揮します。
まずは歯科医院へご相談を
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