知覚過敏とその兆候について
投稿日:2023年9月10日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「歯」がしみる原因は「象牙細管」が開いている状態にあるからと考えられています。
どのような状況で象牙細管は開くことがあるのでしょうか?
虫歯治療などで非感染歯質を削った時に象牙細管が開くことはお伝えしました。
それ以外では?
・歯根面の露出
歯周病などでも中等度以上であると歯根面が露出します。歯周病でなくても歯肉が退縮して
歯根面が露出する事があります。
歯根面は象牙質ですから象牙細管があり、いつでもしみる可能性があります。
・くさび状欠損
硬い歯ブラシで歯を強く磨くことでエナメル質が剝げ落ちてしまいます。
エナメル質下の象牙質が露出するのでしみる可能性があります。
・かみ合わせ
意識的に普段噛んでいない非習慣性咀嚼側で噛むことにより、普段当たらない歯が当たるようになり
歯がしみる事があります。また過度な力が歯に加わるとしみる事があります。
歯がしみる頻度が増えたり、痛みの程度が増すようであれば歯科医院を受診する目安となります!
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