歯周病の検査について
投稿日:2021年4月21日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯周組織のほとんどは目に見えない部分にあるために、様々な方法を使って検査をする必要があります。
歯周病の進行状況を把握するために
・視診:歯肉の色、形、表面性状、炎症の有無(出血、排膿、腫脹など)、歯の移動、歯の動揺
歯周病に罹患していると、健常者とは違う歯肉の様子を呈します。歯並びが変わったり、
歯周病罹患者特有の歯並びを呈します。まずは観察する事で異常部位を見つけ出します。
・Xー線検査:レントゲン写真により骨の状態を知ることが出来ます。それによりどのようなタイプの
歯周病であるか予想することが出来ます。また歯周病の進行具合を知る事にも優れた
検査方法であるため、歯周病の診断には欠かせません。
・歯周ポケット検査:プローブと呼ばれる器具を使って、歯と歯肉の間の溝の深さを計測したり、歯の根の
表面性状の状態を知る事ができます。バクテリアの存在や活動性など、
バクテリア(歯周病関連細菌)に関する様々な情報を得ることが出来ます。
つづく
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