有効なコンポジットレジン活用の裏には
投稿日:2022年9月17日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
虫歯で治した歯の長期安定性を保つには、虫歯で実質的になくなった歯の部分(エナメル質や象牙質)を何かの材料を使用して回復する必要があります。
その材料で現在世界中で最も使用されている材料が「コンポジットレジン」です。
歯と同じ色を再現しやすく、吸水性が低く、一定以上の強度があり、操作性に優れるという特徴を持っているからです。
この「コンポジットレジン」による歯の修復に長期安定性を持たせるには、歯との接着は絶対です!
このときに使用される接着剤が「ボンディング」と呼ばれます。
ボンディングは「ボンド」と「プライマー」から成ります。
そしてこのボンドとプライマーに光重合の技術が加わって、コンポジットレジン修復の治療が進化しました。
この治療方法は汎用性が高く、一部の高い知識や技術を持つ職人のような歯科医師だけが使いこなせるわけではありません。
世界中の多くの患者さんがこの技術によって救われています。
この技術の中には日本の企業を始め、研究者などの地道な取り組みにより生まれました。
日本のメーカーの白い詰め物は本当に優秀だと思います!
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